メンズガーデナーkazuです。みなさんの庭に低木はありますか?低木は海外ではシュラブとよばれ、ガーデニングには欠かせません。ほかの庭木とくらべ、大きくなりずらいので鉢植えでも管理がしやすく小さな庭にもおすすめです。
こんな悩みを解決します!
今回紹介する品種は、今までぼくがそだてたものの中から特に管理がしやすく、植えるだけで一気に垢抜ける!そんな品種を4つ紹介します。それではいってみましょう!
低木とは

低木とは、人間の背たけと同じくらいか、それより低い樹木のことです。別名潅木(かんぼく)海外ではブッシュ・シュラブと呼ばれています。通常は3メートル以下のものを指し、1メートル以下を小低木、または亜低木とあらわします。
低木は庭木の中でもとくに扱いやすく、使い勝手がよいといわれています。とくに花木としての低木は種類が豊富で季節ごとに花を楽しませてくれます。ほかにも果樹や常緑樹など、あらゆる楽しみ方ができますよ。
おすすめの低木①アナベル

アナベルは北アメリカ東部に自生するアメリカノリノキ(Hydrangea arborescens)の変種を品種化したアジサイです。花期は6月~7月で、分枝した茎の頂部に半球状の花序をだし、ちいさな花を多数咲かせます。花のように見えるのはガクが大きく進化した「装飾花」とよばれる部分で、おしべとめしべが退化しています。
梅雨の時期に咲く花はライムグリーンから白へと咲きすすみとても美しく、花にも存在感があるため隅に単体で植えると良さを発揮します。アナベルは切り花としても需要がありドライフラワーでは定番の花となっています。ドライフラワーにする場合は花がライムグリーンのときにカットするようにして、室内の直射日光があたらない場所で管理してくださいね。
暑さ・寒さに強く、日なたから半日陰でもよく育ちますが極度に乾燥するような場所は苦手です。真夏につよい西日が当たるような場所は、マルチング材をつかうなどして対策をしましょう。庭うえでも鉢植えでも育てることができます。水やりは鉢植えは定期的に必要ですが、庭うえの場合は降雨のみで問題ありません。剪定は毎年必要ですが難しく考えず、大きくしたいなら半分の位置で小さくしたいなら株元から2~3センチの位置でカットすれば大丈夫です。
おすすめの低木②メギ・オーレア

メギは関東より西の比較的暖地に多い、約1メートルくらいの落葉小低木で山野に自生しています。花は4~5月に新葉とともに、短枝に黄色い花が下向きに咲きますがあまり目立ちません。メギは品種改良がすすんでおり様々な品種が存在しますが、今回はその中でも葉色がとくに美しいオーレアを紹介します。
黄色の葉がとてもうつくしく、春には輝くような色で芽吹き、夏にも葉色を保ち秋にはオレンジに黄葉します。四季を通して楽しめるカラーリーフで、ほかの植物との相性もよくすぐに大きくならないため扱いやすい品種です。単体でもよいですが、花壇や寄せ植えなどでほかの植物と一緒に植えたほうが良さを発揮します。ブロンズ色の葉をもつ『ローズグロー』もおすすめなので、ぜひ一緒に植えてみてくださいね。
丈夫で育てやすく、暑さ・寒さにも強いです。日なたを好みますが、強く乾燥してしまうと葉がやけてしまうので注意してください。庭うえでも鉢植えでも育てることができます。水やりは鉢植えは定期的に必要ですが、庭うえの場合は降雨のみで問題ありません。剪定も伸びすぎて気になったところをカットする程度で問題なくお手軽に管理できますが、メギは鋭いとげをもっているため必ず手袋をつけて管理するようにしてくださいね。
おすすめの低木③フェイジョア

フェイジョアは別名「パイナップルグアバ」とよばれ、中南米が原産ですがそれをニュージーランド人が自国に持ち帰り品種改良をおこない、果樹として世にだした常緑果樹です。葉裏がシルバーで緑色の葉とのコントラストが美しく、観賞価値のある常緑樹です。花は6月ごろに咲き淡いピンクの花弁に真っ赤な多数のおしべが放射状に広がる愛らしい姿で花木としても人気があります。ちなみに花は食べることができますよ。
フェイジョアの実は10月末から収穫ができ、完熟した実の味はリンゴ・パイナップルにバナナをミックスしたような、何ともいえない甘酸っぱさで独特の食感があります。果実は50~100グラム程度で糖度は15%、完熟したものだと19%あります。市場の流通量も少なくめずらしい果物なので、ぜひ育てて食べてみてくださいね。
丈夫で暑さ・寒さに強く、日あたりを好みますが土質は選びません。庭うえでも鉢植えでも問題なく育てられます。フェイジョアは萌芽力がつよいので強剪定が可能です。仕立て方も様ざまで、自然樹形からロウソク型、スタンダード型にして鉢植えでならべてみてもとてもオシャレでおすすめですよ。
おすすめの低木④ブルーベリー

ブルーベリーは北アメリカ原産の低木果樹の総称で、日本ではノーザンハイブッシュ・サザンハイブッシュ・ラビットアイ系の品種が中心となっています。関東より北の寒い地域ではノーザンハイブッシュが、南の暖かい地域ではラビットアイの品種が育てやすいです。樹高は1.5~2メートル。春に白かピンク色の釣鐘状の花を咲かせ、7月以降には実が収穫できます。秋の紅葉もとても美しくおすすめです。
ブルーベリーは育てやすく、実は生食のほかジャムやホームメイドのスイーツにも使えます。ほかにもビタミンCやE、食物繊維にミネラル、アントシアニンなどの栄養素が含まれておりアメリカではスーパーフードのひとつとして数えられることもあります。鳥もブルーベリーの実が大好きです。毎年取合いになりますので、きになる方は7月以降にネットをかぶせるだけで効果ありですよ。
ブルーベリーのなかでもラビットアイ品種は特に丈夫で育てやすいのが特徴です。日あたりを好むので庭うえ、鉢植えとも日あたりのよい場所をえらんでください。酸性の土を好むのでピートモスか鹿沼土を合わせていれるとよく育ちます。実をたくさん食べたい場合、3月・5月・8月に肥料を忘れずに。剪定は枯れた枝や交差した枝、古くなって花や葉のつきが悪い枝のみカットすれば大丈夫です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
低木は種類もおおくてなやみますよね・・・個人的におすすめの品種はたくさんありますが、すぐに大きくなって手に負えなくなったり、ほかの植物となじまなくて思っていたのと違ったり、ぼくもたくさん失敗してきました。
ガーデニングをはじめて8年目になりますが、最近は手を抜きながらも楽しめる方法を模索しています。不思議なもので、手をかけていた時期よりも今のほうが植物たちはイキイキと育っています。人間と一緒で過保護すぎるのはよくないのでしょうか(笑)ガーデニングを始めたばかりは失敗をおそれてついつい水や肥料をあげすぎたりと過保護になりがちですが、植物はつよいので多少放置してもすぐに枯れることはありません。肩の力を抜いてゆるくマイペースにガーデニングを楽しんでくださいね。
今回おすすめした庭木たちがあなたの暮らしを豊かにしてくれますように。


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